2024年9月17日 当社団代表理事の吉野孝之・当社団の理事の沖英次の研究グループがCIRCULATE-JapanのGALAXY試験において
リキッドバイオプシーによる大腸がんの再発リスクと術後治療効果の予測に有効性が確認され、研究成果がNatureMedicine誌で発表されました。
当社団の代表理事の吉野孝之、当社団の理事の沖英次の研究グループがCIRCULATE-JapanのGALAXY試験において、手術後の血液検査でctDNAが見つかった患者さんは、そうでない患者さんに比べて、がんが再発する可能性が高く、生存期間も短いことが分かりました。また、ctDNAが見つかった患者さんでも術後補助化学療法を受けてctDNAが消えた場合は、再発する可能性が下がることが明らかになりました。
この研究結果により、ctDNAを調べることが大腸がんの再発リスクや生存期間を予測し、治療方針の決定に役立つことが科学的に示されました。本研究成果は、「Nature Medicine」(ロンドン時間2024年9月16日10時付)に掲載されctDNA検査を用いることで、大腸がんの再発リスクをより正確に予測できる可能性が示されました。本研究の成果は、患者さん一人ひとりの状況に合わせたより適切な治療方法を立てられるようになり、大腸がん治療の個別化に向けた重要な一歩となる可能性があります。
詳しくはこちらから
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2024/0917_1/index.html